目的と手段 ~お客づくりとお金(財務)

 経営の目的は顧客を創造していくこと(P・Fドラッカーより)

現在の顧客を大切に維持しながら、新たな顧客を創りだしていくことが企業本来の目的。

目的は、顧客を創りだしていくことと定めると現場レベルで矛盾が起こりません。

目的である以上、いろいろな場面で矛盾があれば実践できなくなるし、人がついてこれなくなる。

そのためには “何のために” 経営をしていくのか?   最も大事なことです。

 

腑に落ちてなければ いつか顔を出してくる根本的な問いです。

 

目的にたどりつくための価値観や考え方が経営理念です。

 

どんな考え方や価値観で顧客を創造していくのか?

顧客を創造していけば何をやってもいいということではありません。

売上No1の営業マンは遅刻をしても、我がまましても許されるのか?

そこに、企業の理念や価値観があります。

この理念や価値観が企業を、そして人を支えるバックボーンようなものです。

 

お金はあくまで手段です。

そのためには手段が目的にならないようにしておきたいですよね。

お客づくりが目的ですが、お金に困るとお金づくりが目的になります。(お客→お金へ)

お金に困ると“本当に”知らないうちにお金づくりが目的になってしまいます。

(誰でもなりますよね~)

 

資金に余裕があると、目の前の見込客を何が何でもお客様にしようと思わず、

お客様にどう喜んでもらおうか?  どう役に立とうか?

と頭の中にはお金のことはなく、すべてお客様のことでいっぱい 

これが更にお客づくりを加速させることにつながります。

売りがなく一生懸命お客様のことを考えてくれる人のところに人は集まります。

 

しかし、資金繰りに困ると、役立とう  とか 喜んでもらおう  の前に 何が何でもお客様にしようと焦ります。

この気持ちがお客様に伝わり、ドン引きされますよね。

こうなるとこの目の前の人は見込客から“もう会わないお客”になります。

 

つまり、人は財務状況によって意識が変わります。 いや自然と意識が変わります。

いやそんなことはない という声が聞こえてきそうです。

もちろん、意志が固い方もいますが、99.9%の方は財務状況の影響を受けます(…人間だもの…)

 

仕事するなら、役立とう、喜んでもらおう  のほうが 断然いい顔で仕事してそうです。

そのために 財務状況を整えて、“お客づくり”に邁進できるようにしておきまっしょう!

 

 

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